事業案内
FAXや複写機、プリンタなどを始め、各種製品の評価業務に強みを発揮
弊社はソフトウェア開発専門の企業としてスタートし、現在もFAXや複写機、プリンタなどの通信機器に組み込まれているソフトウェアの品質評価、企画設計、開発業務、保守業務などに強みがあります。
一番のセールスポイントである評価業務は、設計や開発など、あらゆる業務に通じていなければできませんから、自ずと製品全般に関する知識や技術が蓄積されてきました。
最近では、ソフトで培った強みを生かしてFAX等のエレキハード回路設計、ソフトウェア設計にも携わるようになっています。
なお、いずれも新製品開発に関わる業務だけに、機密保持の観点から、社員はクライアントである大手電器機器メーカーのオフィスにて、これらの業務に従事しています。
評価プロセス
評価計画作成
限られた納期の中で効率的に評価を進めるためには、土台となる評価計画の作成がとても重要です。的外れなテストを実施しないよう、お客様と事前の打ち合わせを行い、いただいた情報をもとに評価の戦略・環境を決定します。当社の経験に基づいたテストケースの提案も含めテスト開始前にしっかりとした指針を打ち出してお客様との認識のズレを防ぎます。また、評価スケジュールを明確にすることで、計画作成後でもお客様の要望や現場の状況により臨機応変にスケジュールの修正・組み直しを的確に行ってまいります。評価手順書作成
評価を行う上でどのような手順でどのような内容の評価をするのかということを明確に記載した評価手順書を作成し、誰が評価を行ってもバラつきのない品質を確実に確保します。また、評価手順書にはいつ・どの対象物(ソフトウェアのバージョンなど)に対して誰が評価を実施して、どのような結果が得られたのかを記録して残します。評価に必要な機材、実行時に使用するツールやテストデータ、ログ収集ツールなど評価実行時に戸惑うことがないよう、事前に使用方法や運用方法を理解して評価開始に備えます。
評価実行
評価計画で決定したスケジュールに従い、あらかじめ作成した評価手順書をベースに直ちに評価を実行します。基本は評価手順書の内容に従いますが、実際に製品に触れて感じるユーザー視点での評価にも気を配り、品質の保持と納期を遵守いたします。不具合の発見
評価手順書での基本品質の確保はもちろんのこと、評価実施中に見つけた不可解な動作を見逃す事無く、確認・報告を行ってテストケース外の不具合を見つけ出します。また、経験値による気づき・市場動向・過去の顧客クレームを元に一歩踏み込んだ品質確保も重要と考えます。正確な不具合の報告
見つけ出した不具合の手順・結果を正確に伝える事が評価の重要な仕事です。どのような環境で、どのような手順を行うと、どのような結果となり、何が不具合で期待する動作は何なのかを報告し、より素早い修正のサポートを致します。対策確認
不具合指摘後に改善・修正した部分の対策確認はとても重要です。不具合を修正した部分、つまり手の加えられた箇所こそ最も不具合が発生しやすいのです。周辺部への影響など様々な視点でよりきめの細かい評価が必要となります。評価の効率化
テストケースは場合によっては数万項目という膨大な数となります。評価担当者はテストツールの作成や、テスト手法の適用を行い効率的に評価を実施します。膨大な数の評価項目により信頼できる品質であることを確認します。評価結果報告
評価結果があらかじめ設定した評価終了基準に達したことを確認し、評価完了報告書の作成を行います。評価の結果を詳細に記録し、合否判定・計測データ・不具合レポートの結果・未対策不具合など、評価結果を記録として残します。また、評価において使用した環境、接続図、テストツールなども記録します。ノウハウ蓄積
一連の評価の中で得た情報や各プロジェクト固有の仕様などをその場限りのものとせず、ノウハウ情報としてドキュメント化して蓄積・共有することで今後へ引き継ぎを行い活用します。製品マニュアルチェック
製品が作り込まれてくるとユーザーに提供するマニュアルのチェックも必要となります。マニュアルは、実際に製品を購入されたユーザーが利用する手順に合わせて記載されている必要があります。手順通りの記載で操作できるか、図や注意事項などの記載が適切かどうかなど、開発者の視点より評価を実行している者の方がユーザー視点に近い存在となりますので、より有効な指摘ができると考えます。市場対応
世に製品を出せば終わりではありません。特殊な市場環境や日々更新される新しい環境への対応など、製品出荷後に対応する品質改善時(バージョンアップなど)にも従来品質を保証するための評価が必要です。これまでの作業の中で得た製品への知識を活かした評価を実施致します。評価業務実績
ソフトウェア関連
設計内評価 | 従来機・他社機分析・比較 |
仮想環境・実機レステスト | |
単機能テスト | |
機能結合テスト | |
認証テスト | |
FAX通信における他社機接続テスト | |
ユーザーマニュアルレビュー | |
量産前評価 | 基本動作テスト |
多重動作テスト | |
連続動作テスト | |
不具合ログ取得 | |
障害起票・分析・解析・管理 | |
対策確認 | |
副作用確認 | |
過去機不具合テスト | |
各種OS・ソフトウェア環境テスト | |
市場障害対応 | 市場環境分析 |
発生条件予測 | |
障害再現テスト | |
影響度分析・回避策提案 | |
業務標準化・改善 | 試験手順書作成 |
再発防止手順書作成 | |
ツールを使ったテスト効率化・自動化 | |
直交表を使った組み合わせテスト作成 | |
テストノウハウ蓄積 | |
管理・マネジメント | テスト計画作成 |
テスト環境構築・管理 | |
ROM作成・Ver管理 | |
進捗確認・進捗管理 | |
テスト工数予測・集計・分析 | |
日次・週次報告書作成 |
エレキハード関連
装置構想検討 | 装置構想検討 |
回路構想検討 | |
日程計画 | |
評価 | ACラインノイズ試験 |
静電気耐圧試験 | |
内部温度上昇試験 | |
AC周波数変動試験 | |
AC電圧変動試験 | |
雷サージ試験 | |
耐瞬断試験 | |
EMI、EMS、EMC評価全般/認証取得 | |
安規試験 | |
消費電力測定 | |
通信認可取得試験 | |
回線通過試験 | |
制御基板評価 | |
評価計画書作成 | |
評価仕様書作成 | |
評価結果報告書作成 | |
設計 | 設計仕様書作成 |
回路図作成 | |
部品リスト作成 | |
PWBレイアウト仕様書作成 | |
制御要求仕様書作成 | |
外部IF仕様書作成 | |
USBドライバの設計/開発 | |
部品代替検討 | |
原価低減検討 | |
市場障害対応 | 障害内容再現確認 |
障害解析/対策 | |
業務標準化・改善 | 評価手順書作成 |
各種仕様書のフォーマット化/自動化 | |
評価仕様書フォーマット化 | |
評価結果報告書のまとめ | |
基板間のインターフェースの取り決め | |
管理・マネジメント | 輸出管理業務 |
QCD目標達成の為の推進業務 |